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流行色

毎年、「今年の流行色は~色」という言葉が、ファッション雑誌で踊っています。流行色というのですから、今その時点で、多くの人が好んでいる色のことだと思っていませんか? でも、それは違うのです。なんと、流行色とは、約2年も前から調査され検討された結果、選定されている計画的な色なのです。

国際間で流行色を選定する世界でただひとつの機関、インターカラー(国際流行色委員会)に、加盟各国(20066月現在、世界14ヶ国)の代表が集まり、生活のトレンドや、色彩調査をもとに、6月に春夏カラー、12月に秋冬カラーの流行色を選定しています。そこから、約2年の時間の間に、各メーカーは、トレンドカラーをアレンジして製品化していくことになります。

日本から、このインターカラーに加盟している団体は、流行色情報センター、通商JAFCA」であります。創立は1953年。当時の日本は戦後の国内産業や貿易産業が伸展し始めようとしていた時期でありましたが、まだまだ、街中には粗悪で好き勝手な色が溢れていたようです。そこで、こうした色を改善するグッドテースト運動を起こそうということと、また先進国である欧米の色彩嗜好や色彩傾向を研究し、それを輸出製品の色に反映していこうという2つの趣旨からはじまりました。欧米に輸出攻勢をかける上で、色は重要な要素だったわけですね。

 

現在では、各種の色彩情報を提供することによって、流行色を決めることによって、商品計画や、販売計画の無駄をなくすというメリットが期待されているようですが、それとともにトレンドを作り出すことによって、消費者マインドを刺激することへの期待が大きいのではないかと思われます。